• 輪島市は言わずと知れた輪島塗の産地として全国にその名を広く知られています。当館でも輪島塗の器を多くお食事の際に使用しています。また、ギャラリースペースでも輪島市内在住の職人や作家の作品を幅広く展示し、紹介しています。

    もちろんお買い求めいただく事も可能ですが、輪島の街中を散策して頂きたいとの思いもあり、気に入った作り手さんが見つかりましたらご紹介いたしますので工房を訪ねて見てはいかがでしょうか?皆さまと漆の器との素敵な出会いを私たちがサポートいたします。

    • ギャラリー
    • お宿たなかの中央階段を上り、二階へ上がるとすぐにあるのが特設ギャラリーです。輪島塗の職人さんの作った物から塗師屋さんが製造したもの、作家さんが作ったものなど、輪島塗にも様々な種類があります。特別室のベッドを作ってくれた「輪島キリモト」の製品も展示してあります。

      輪島塗のほか、館内各所で使用している手作り照明を作ってくれた遠見和紙の遠見さんによる手漉き和紙もありますし、輪島市唯一の窯元の作品も展示しています。(wi-fi利用可)

    • 食器としての輪島塗
    • 輪島塗の産地だからこそ食事の器は輪島塗で召し上がってほしい。それがお宿たなかのスタイルです。飾るだけが輪島塗ではありません。昔から普段使いの食器です。

    • 装飾品としての輪島塗
    • 輪島塗の良さは、その堅牢な塗膜による耐久性だと言われますが、装飾品(オブジェ)としての美しさも際立っています。そんな輪島塗を館内の様々な所に配置しました。言葉でどれだけ説明するより、実際にご自身の目で見て、感じて、楽しんでいただけたらと思っています。質問等ございましたら気軽にお尋ね下さい。

    • 塗料としての漆
    • 漆は漆器の材料としても優秀な材料ですが、実は室内装飾用の塗料として、木材との相性がとても良いのです。能登地方では昔から柱や床板に漆を施し、耐久性や防腐性、質感を高めて利用してきました。お宿たなかでも床や腰板などに「拭き漆」と言われる技法を用いて着色、仕上げを行っています。

      建物の内装は輪島特有の総拭き漆造りで、簡素な中に漆文化が凝縮されています。床板は「ささら張り」といわれる貼り方で仕上げられ、湿度や気温によって収縮する事により夏はさらっと、冬は暖かく快適に過ごしていただけますので、スリッパはご用意いたしておりません。